こんにちは、岐阜県大垣市のピアノ講師、杉山ゆかりです。
土曜日は保育科の短大に通う大学生の男の子のレッスンがありました。
高校生のときにピアノを始めたDさんは、上手に音もリズムも弾けていて、練習も毎日１時間。
非常に真面目な生徒さんですが、何か違和感を感じて、脱力のテスト。
案の定、ガチガチに前腕が固まっていたので、アレクサンダーテクニックの本を見せて身体の使い方のレッスンに大きく時間を使ってみました。
実はこの「脱力」のレッスンはDさんにとって初めてではないのですが、よくわからなくて家での復習をあまりしてこなかった、とのこと。でもこれが、曲の練習をするより本当は大事な部分だったりします。
このままの練習を続けて身体を傷めるとピアノが弾けなくなってしまうし、そういう人もたくさん見てきた私は、「お願いだから諦めないで欲しい」と説明して、
- イスの座り方
- 身体のバランスが取れるちょうどいい上半身の傾きポイント
- 腕を脱力するための基本
などなど、細かい基本の動きをお伝えしたあと、今一番上手に弾ける曲を弾いてもらいました。
すると、今回はどうやら、脱力状態での演奏に成功したのです。Dさんも違いが理解できたようで、「確かに楽です」と。音も響きも全然違います。
大人の男性のレッスンは、今までも時々やってきましたが、全体的に女性より身体が硬く、力強さはあってもしなやかさがありません。力がある分、力で補おうとして、我流の変なクセがついてしまいやすいのです。でも、諦めないで気をつけて練習していれば、コツが掴めてきます。
私は、そんなみなさんの頑張りを応援しています。
当教室では、大人の男性のレッスンも歓迎しています。興味のある方は、ぜひ一度体験レッスンにいらして下さい。